皆さんこんばんは。いよいよ、緊急事態宣言も
全国で解除となりますね。多くの医療従事者や
介護をされている方、もちろん外出自粛をした
我々、商売をされている方々、皆の頑張りで
得られた成果なんだと思います。
完全にコロナ感染ゼロの状態にはなりませんが、
ひとつの区切りとして嬉しいニュースです。ただ、
残念ながら、今回のコロナ禍によって亡くなら
れた方がいます。その方々のご冥福と、今なお、
ウイルスと戦っている方々に心よりお見舞いを
申し上げます。
さて、ちょうど1年前の日曜日、実は私は東京に
いました。用事が済み17時頃に駅方面に向かうと、
何やら地上も上空も騒がしく、警官があちこちに
立っていてものすごくピリピリした雰囲気でした。
なぜかというと・・・そうです、トランプ大統領が
国技館に来ていたのです。平幕の朝乃山関が初優勝
をなしとげた場所で、しかも、米国大統領が歴史上
初めて国技館の土俵に上がるという、歴史的瞬間の
日だったのです。

この場所の朝乃山関の優勝に関しては、
1.絶対王者の横綱白鳳が休場していた。
2.13日目の栃ノ心戦、物言いが付き、
ビデオ判定の結果、行司差し違えで、
朝乃山関の勝ち。
3.その栃ノ心は、関脇に陥落直後で、
大関復帰には10勝が必要。14日目は
ものすごい気迫で、鶴竜をやぶり
(鶴竜を)優勝戦線から離脱させた。
など、
かなりラッキーな側面もある朝乃山関ですが、
その後大関に昇進したことを考えると、
実力も備えてきたところに、
チャンスが転がり込んできて、
そのチャンスを逃さずうまく自分のものにした、
と言えるのではないでしょうか。
これって、まさにプランド・ハップンスタンス。
たまたま優勝できたのではなく、優勝するのが
必然で、チャンスを引き寄せた。恐らく朝乃山関
自身もまさか自分が優勝をして、大統領から祝福
されるなんて思ってもいなかったと思います。
偶然を必然に変えた。
朝乃山にとって、小・中、高校、大学時代の
恩師との出会い、師匠との出会いやその他多くの
人々との出会いの中で、苦しいこともあったはず、
厳しい稽古で逃げ出したいことだってあったはず、
でも、来たる日に備え、焦ることなく前向きに
稽古を続けてきた結果、千載一遇のチャンスを
見事につかむことができた、と信じてやみません。
そう考えると、今は、コロナ禍で確かに苦しい
時期ではありますが、きっと何かの意味がある。
少しでも前を向いていきたい、と思うのです。
同郷の朝乃山関、目指すは最高位。
応援しています。
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