(1)【診断士】との出会い

私が中小企業診断士になりたい、と思ったのは、
2015年の冬くらいでした。就職から17年が過ぎ、
専門分野である材料については、配属先や上司
にも恵まれ、順調にキャリアを積み重ねること
ができていましたが、どことなく不安を抱える
毎日でした。

新材料の製造設備導入のためにきたドイツ人技術者と。
(2005年)

始まりは、いつも異動。

ずっと材料の技術開発、製造一筋だった私に
転機が訪れます。サラリーマンの宿命である
辞令が発令
されたのでした。
それまでも何度か辞令をもらい、製造現場を
複数経験していたのですが、今回発令された
内容は、全くの予想外のものでした。

辞令:
生産企画課 課長を命じる。

300人規模の従業員が働く事業部の生産管理を
担当するマネジャー(課長職)を命じられたの
でした。

参ったなぁ・・・。

製造現場を一通り経験してきたため、ある程度の
内容はわかっていたとはいえ、事業部全体の中核
となる生産管理のマネジャー。しかも、歴代この
ポストは、部長、工場長、事業部長、、取締役、
と言ってみれば、この事業部にとっては、出世の
登竜門なんですね。

ですが、出世欲のない私にとっては、ポストの
重みだけでなく、事業部全体の生産を司る、と
いうプレッシャーが重くのしかかってきました。

参ったなぁ・・・。
というのが正直な気持ちでした。

一人では何も決断できない・・・。

生産計画なんて作成した経験などなかった私は
ひたすら前任マネジャーや、生産管理業務歴の
長い部下に教えを請う毎日でした。

ところで、生産管理の業務は多岐にわたります。
生産計画の立案ひとつにとっても、非常に多く
の情報を収集し、すばやく整理していくことが
求められます。

例えば、受注情報、ユーザー納期、在庫状況、
設備稼働状況、人員配置状況、諸資材の発注
と納入の状況、外注先の状況、その他・・・。

さらに、生産管理担当部署は営業と製造現場の
板挟みになることが多く、関係者との交渉も
しなくてはなりません
。人間関係を良好にして
おく必要がありました。

一人では何ひとつ解決できない自分が
しばらくいて、もどかしい気持ちで一杯
でした。

追い打ちをかける書類作成

加えて、生産企画マネジャーは、事業部全体の
業績に関する全社会議にも出席しなくてはなり
ません。これが毎月中旬に行われるんですね。
そして、その資料作成にかけなくてはならない
時間の量が半端ない
。経営会議用の資料作成が
できて一人前、の世界で、毎月大量に資料を
作成する日々が続きました。

状況打破のために、あれこれ調べる。

業務に行き詰まっていたときに、生産管理という
キーワードでネット検索をしたところ、関連する
言葉に、生産統制という言葉がでてきました。

診断士取得の学習の中で、最重要キーワードの
ひとつでもある、生産統制
なのですが、当時は、
恥ずかしながら全く聞いたこともなく、前任者
も、そういった言葉で業務引継の説明するでも
なく・・・、その意味合いを知った時、衝撃を
受けました。

そんなことも知らなかったの?

当時の私は、生産管理の基本事項すら知らない
まま、事業部の生産管理の司令塔を果たそうと
していたのです。

さらに詳しく調べてみると・・・。

生産統制というキーワードを知った私は、
生産管理のテキストやネットからいもづる式に
いろいろなキーワードを覚えて
いきました。
そして、頭の中に入れるだけでなく、
いろいろと試そうとしたんですね。例えば、

  • 在庫品の管理方法(現品管理)
  • 各生産現場の稼働状況の見える化(余力管理)
  • 工程進捗のリアルタイム確認(進捗管理)
  • 作業着手するタイミングの決定(作業手配)
  • 外注先の選定基準と管理について

そして、その検索の中で、中小企業診断士という
キーワードに出会った
のです。

これだ!

調べてみると、中小企業診断士は国家資格であり、
その試験に合格するには、生産管理だけでなく、
経営理論、組織や人事、そしてマーケティングに
関する事など幅広い知識が必要である、ということ
を知りました。

これだ! 

この知識を身につけておけば、生産企画業務に
加え、事業部全体の動きにも目を配らなくては
ならない(経営の一員として)この状況が少し
でも楽になるかもしれない。

そう思った私は、中小企業診断士という資格に
興味を持ち始めたのでした。(つづく)

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